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白内障(日帰り手術)

目の働きの中でレンズの役割を担っている水晶体に濁りが発生して、ものが見えにくくなる病気です。本来は透明であるはずの水晶体が濁ることで通り抜ける光の一部が遮られて、網膜まで十分に届かなくなります。それによりものが見えにくくなる白内障の症状が現れます。
白内障の症状としてよく見られるのが「目のかすみ」です。また、「視力が落ちた」「ものが二重・三重に見える」「視界が暗く感じる」「光が眩しく感じる」「ぼやけて見える」といった症状がある方も、白内障の可能性があります。白内障は痛みや充血といった、はっきりした自覚症状がありません。気付かないまま進行してしまう場合もあります。そのまま放っておくと外科的な手術が必要になったり、最悪の場合は失明にいたってしまうこともあります。症状を感じた場合は早めに受診していただくことが大切です。

あおば眼科グループでは、経験豊富な「日本眼科学会専門医」による「日帰り手術」を行っています。「白内障手術」は年間800件以上、累計14000件以上にもなり、多くの臨床経験があることで安心して手術を受けていただけます。最新の医療機器と技術を導入しており、手術を安全に受けていただく環境はもちろん、手術実施予定を最短で2週間以内でお受けしており、早期治療、待ち時間の少ない治療を目指しております。

手術は点眼麻酔下で痛みをほとんど感じることなく行われ、通常10分程度で終了しますので、その日のうちにご帰宅いただけます。
手術前後の通院も比較的少ない回数に抑えることができます。具体的には、「1週間前」「手術当日」「翌日」「翌々日」「1週間後」「1ヶ月後」と、それ以降は「3ヶ月毎」というのが標準的な通院スケジュールとなっております。
また、手術にかかる一般的な費用は保険診療適用で3割負担の場合、約45,000円となります。さらに70歳以上の方の場合、3割負担で56,700円まで、1割負担で14,000円までという上限額が設けられていますので、1ヶ月でそれ以上の自己負担が発生することはありません。ただし、多焦点眼内レンズで手術を受けられた場合には、手術費用は保険適用外となります。詳しくはお問合せください。

日帰り白内障手術費用
(保険診療適用)
3割負担3割負担(75歳以上)1割負担
45,000円56,700円14,000円

白内障と目の仕組み

外から入ってきた光は眼球の前面にある角膜と水晶体という2枚のレンズを通り抜けてから、眼球の奥にある網膜へと到達します。そして網膜は届いた光を色や形といった視覚的な情報に変換し、それを視神経経由で脳へと伝えています。これが人が目で見たものを映像として認識する仕組みです。
白内障は、この過程においてレンズ役の一端を担う水晶体が濁ることによって発症します。

白内障の種類と原因

白内障は発症の原因によって主に以下のように分類されています。

・老人性(加齢性)白内障

加齢にともなう老化現象として発症するもので、白内障の大半を占める種類です。

・先天性白内障

遺伝などによって、生まれつき水晶体に濁りがあることで発症する白内障です。

・若年性白内障

ぶどう膜炎、糖尿病、アトピー性皮膚炎といった他の病気やその治療に用いている薬物の影響などによって、年齢にかかわらず発症する白内障です。

・外傷性白内障

目に受けた衝撃や怪我などによって、年齢にかかわらず発症する白内障です。

白内障の治療方法

症状が軽微な段階では薬剤によって治療も検討しますが、現在のところ薬剤では既に進行してしまった視力低下など
の症状を改善することはできません。
そこで、患者様とお話をした上で白内障の根治療法である手術を行うことになります。

白内障の手術内容

最初に白目と黒目の境目付近を小さく切開します。
水晶体は水晶体嚢(すいしょうたいのう)という袋に被われていて、その前面を前嚢、後面を後嚢といいます。
このうちの前嚢だけを切除して、水晶体を超音波で破砕し、吸引します。
最後に水晶体の代わりとなる人工の眼内レンズを挿入し、後嚢の上に固定して、手術が終了します。

後発白内障について

白内障手術の数ヶ月後から数年後、白内障が再発したかのように視界がかすんで見えにくくなることがあります。
これは眼内レンズを固定するために残した水晶体嚢の後嚢が濁ることで発生する症状で、後発白内障と呼ばれています。
こうした症状に対しては、レーザー光線を照射して後嚢の一部を除去するだけで治療が完了し、通常はすぐに視力が元の状態へと回復します。

手術までの流れ

1来院・受診

白内障の主な症状を感じたら

白内障で現れやすい以下のような症状を感じましたら、早めに受診ください。

  • 視力が低下する
  • 視界がかすんだり、ぼやけている
  • ものが二重、三重に見える
  • 日差しや照明をまぶしく感じる

2診断・治療の開始

手術日程の調整

白内障と診断されたら、症状の程度に応じた方法で治療が開始されます。
中でも手術は白内障の根治療法となりますが、日常生活を送るにあたって支障がない場合であっても、夜間の視力低下や光を通常よりもまぶしく感じてしまう事で、交通事故などのリスクも考えられるため、患者さまと相談した上で手術の時期を検討します。

3手術の申し込み・同意

手術の申し込みにあたり

当院で手術を申し込まれるにあたっては、特に以下の点をご確認いただきます。

  • 当院で行われる白内障の手術は、全て日帰りにて行われます。(※手術は梅島の本院で行います)
  • 持病をお持ちで入院が必要と判断された場合は入院施設の備わった関連病院を紹介することで対応させていただきます。なお、退院後のケアは当院にて行います。
  • 当院では、できるだけ早期に手術スケジュールを調整できるように体制を整えており、最短で1週間後に手術を受けていただけます。なお、症状の進行程度や運転免許の更新時期などのご都合でお急ぎの場合には、医師にご相談ください。

手術の同意にあたり

手術を受けるにあたっては、事前に説明を受けた手術内容に対する同意が必要になります。特に重要な同意のポイントは以下の通りです。

  • 所要時間が短く入院も必要としない白内障の手術に対しては、簡単に行えるものという誤った認識が多く見受 けられます。しかし、実際には非常に緻密かつ繊細な技術を要する術式で行われるものであり、あらゆる手術と
  • 同様のリスクがともないます。同意にあたっては、こうしたリスクの存在を理解しておく必要があります。
  • 手術では、人間の身体にとって異物ともいえる人工の眼内レンズが目の中に挿入されます。同意にあたっては、 この眼内レンズの持つ特徴や性質も理解しておく必要があります。

4手術前の診察・検査

手術前の診察・検査(1 週間前)

手術の 1 週間前にご来院いただき、以下の通りに手術前の最終診察と検査を行います。

  • 手術当日の詳しいスケジュールや注意事項をご説明します。
  • この日から手術当日まで点眼し続ける必要のある薬剤の説明と処方を行います。
  • 眼軸長(角膜から網膜までの長さ)を測る検査などを通して、目の中に挿入する人工の眼内レンズの度数を決定します。

5手術当日

手術当日のスケジュール

手術当日は、一例として以下のようなスケジュールで進みます。

ご来院からご帰宅までで、通常 2 時間程度を要します。

  • 午前中または午後にご来院いただき、手術を受ける手続きを済ませていただきます。
  • 体調を確認させていただくとともに、手術を受けるにあたって必要な薬剤を点眼します。
  • 手術は通常 10 分程度で終了します。手術後は 15 分間だけ安静な状態で過ごしていただいた後、体調に問題がなければご帰宅いただけます。

ご来院からご帰宅までで、通常 2 時間程度を要します。

6手術後の診察と日常生活

手術後のスケジュール

手術後の一定期間は、以下のように定期的な通院や日常生活における制限が必要になります。

  • 手術後は翌日、翌々日および翌週に行い、その後は経過によって多少異なりますが、1 ヶ月に 1 ~ 2 回程度 行います。それ以降の通院スケジュールについては医師の指示にお従いください。
  • 手術後の入浴は首から下のシャワーだけなら翌日から、洗髪と洗顔は 3 ~ 5 日後から行うことができます。

それ以外の制限スケジュールについては医師の指示にお従いください。

INFORMATIONお知らせ

12月28日(木)~1月3日(水) 年末年始は休診いたします。ご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
7月29日(土)〜8月6日(日) 夏季休暇をいただきます。8月7日(月)より通常通り診察いたします。ご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
「休診のお知らせ」6月9日(金)は職員研修の為、休診いたします。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
4/1(土)「竹ノ塚あおば眼科クリニック」を開院します。 目についてお困りのことがございましたらお気軽にご来院ご相談ください。